028)黒い十人の女
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2000/12/22
- メディア: DVD
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製作年度:1961年
製作国:日本
上映時間:103分
監督:市川崑
出演:船越英二、岸恵子、山本富士子
ストーリー:TVプロデューサーの風松吉は、9人もの愛人を持っていた。やがて彼は女たちに殺されると思い込んで、妻に相談する。そこで妻が立てた計画とは……。
若き日の中村玉緒が可愛かった。他の女優さんも素敵だった。
TV局を舞台にしているだけあって、みんな衣装とかメイクとかおしゃれな感じだった。モノクロだったけど、なんとなくそんな感じ。
話の内容も面白かった。
10人の女たちが一人の男を奪い合う。それぞれプライドがあるから「あんな男」と言っているけど、誰もが負けたくない。
そして、友情ではないけれど、不思議な結束が生まれる。でも、そのすぐ裏側には裏切りの感情もあり。。。
でも結局、本妻が一番かっこよかった。
それとも、仕事も名誉も捨てて男を選び勝ち取った女優の勝ちなのだろうか?
女優が車を運転するシーンで終わるけど、あれは何を表現していたのだろう?
男を勝ち取ったけれど、笑顔ではない。心なしか目がうるんでいた。
今リメイクしても面白いんじゃないかなぁ、と思わせる作品。
面白い映画は何十年経っても色褪せない。
(はてな年間100本映画クラブ/28本目)