019)ラヂオの時間

ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]

ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]

製作年度:1997年
製作国:日本
上映時間:103分
監督:三谷幸喜
出演:唐沢寿明鈴木京香、西村雅彦
ストーリー:「警部補 古畑任三郎」などで知られる人気脚本家、三谷幸喜初監督によるコメディ映画。三谷幸喜がかつて主宰していた劇団「東京サンシャインボーイズ」の同名劇をもとに、ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇をコミカルに描く。スピーディなカメラワークやストーリー展開、ツボを突いた笑いなど、才人・三谷幸喜の冴えた手腕が見どころ。唐沢寿明鈴木京香、西村邦彦共演。生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。初めて書いた脚本が採用された主婦のみ子も、直前のリハーサルを見学していた。そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。困り果てたプロデューサーは、みや子に脚本の書き直しを依頼。だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。

さすが三谷幸喜
ラヂオ局の中(それもほとんどスタジオ)だけという限られた空間を使って、こんなに面白い映画が作れるとは。
映画って、制作費やスケールが莫大であればいいというわけではないのね、と改めて感じました。(いや、制作費があんまかかってないだろうというのは私の勝手な想定ですが)
限られた空間だからこそ、面白いのかもなぁ、とも思いました。三谷幸喜脚本の『12人の優しい日本人』なんてもっと小さな空間ですが、何回も観てしまうほど面白かったし。


さて、そして、俳優さんたちもいい味出してました!
誰が主役、ってのがあまりなくて、全員名脇役っぽい感じが漂う映画でした。言い換えれば全員が主役。それくらいに人物設定が個性的でした。きっと映画には出ていないけれど、綿密な人物設定をしてあるんだろうなぁ。


と、べた褒めですね、私。
だって面白かったんだもん。
見終わった後、こんなにすがすがしい気持ちになる映画っていいですね。


はてな年間100本映画クラブ/19本目)